葬儀の再実施

Artist :
竹内ミズキ 〈水紀〉

Title :
水紀 scene1 point1~3
『帰依と忘却』

About Artist :
竹内ミズキ。2000年生まれ。 まちづくりと演劇教育のために豊岡に来ました。
ことば(詩)とからだ(身体)とひかり(映像)を使うことが多いです。
2023年から〈水紀〉として、私と演劇のための作品を作っています。
最近は透明な者たちを出演させたいと思っています。

Concept :
竹内ミズキ 〈水紀〉による2023年4月6日に亡くなった自身の祖母の葬儀の再実施。当時実際に執り行われた葬儀に対しての心残りから、竹内ミズキと祖母の二人だけのための葬儀が制作された。

映像を時系列上に固定された過去の光[死体]を再生する装置として定義し、自身を撮影した映像を水槽の中に充満した線香の煙に投映する。線香の煙もまた死者の魂を呼び寄せる、もしくは死者の魂そのものであるとされる仏教的な装置である。煙となった死者である祖母の魂と、過去の光[死体]となった竹内ミズキ自身が水槽の中で融合し、遭逢する。葬儀の後には、第二部として参列者に食事が振る舞われる。

1度目(point1)は四十九日、2度目(point2)は新盆にそれぞれ招待制の実践であったが、3度目(point3)の一周忌では、豊岡市の江原河畔劇場に会場を移し、広く参列者を招くことでより演劇的な要素を加えて再実施された。

Release & Event :
2024.04.06

水紀 scene1 point3『帰依と忘却』
作・演出 竹内ミズキ
日程 : 2024.04.06(Sat) 18:27〜
会場 : 江原河畔劇場2階スタジオ
料金 : 無料(要申込)
出演 : 竹内ミズキ
予約 : 江原河畔劇場HPにて掲載
https://ebara-riverside.com/play/play_6007/

第一部18:00開場 18:27開演
第二部19:00頃
※受付開始17:45
※上演時間30分(予定)
※第一部は線香を焚きます。(未就学児入場不可)(途中入場不可)
※第二部はお食事会です。みんなでご飯を食べます。(途中入退場可)

2023年4月、私は祖母の葬儀を再実施することにしました。
祖母の宗派から形式やお経を引用し、私と祖母のためだけの新しい祭祀を作りました。
四十九日、新盆を共に過ごして来たこの作品と、今回は一周忌を迎えます。
知らない人の知らない法事ですが、みなさんは好きなように参列していただいてかまいません。
意味のわからない儀式に、親戚ではない人たちが集まり、同じ時間を過ごすのです。
法事ですので、第二部ではみなさんと食事をします。お酒も出します。
もちろん食事を目的に来ていただいてもかまいません。
きっと幸せな時間になると思います。
それでは劇場で待ってます。

Information:
4回目(point4)は寺か葬儀場で執り行おうと思っています。
また、第三部の募集も受け付けています。詳しくはnotoをご覧ください。
https://note.com/sey_sing_cuckoo/n/n5008b0d77f83?sub_rt=share_pw

竹内ミズキ〈水紀〉

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